傍観者効果
ぼうかんしゃこうか ・ Bystander Effect ・ 最終更新 2026-06-11
困っている人がいても、その場に人が多いほど、一人ひとりは助けに動きにくくなる心理現象。いじめの場面でも働きます。

傍観者効果とは
傍観者効果とは、緊急の場面で周りに人が多いほど、かえって誰も行動を起こしにくくなる現象です。「誰かがやるだろう」と責任が分散し(責任の分散)、また「周りが動かないから大丈夫なのかも」と互いに様子をうかがってしまうために起こります。
ダーリーとラタネ(1968)の実験で示され、社会心理学の古典的な知見として知られています。
いじめにおける「傍観者」
いじめは加害者と被害者だけの問題ではありません。ソーンバーグら(2012)は、見て見ぬふりをする傍観は「中立」ではなく結果としていじめを支えてしまうこと、そして傍観者が「擁護者」に変わるといじめが止まりやすいことを示しました。
「動ける一人」を増やす
フィンランドのKiVaプログラム(Karna, 2011)は、加害者・被害者だけでなく傍観者に働きかけることで、いじめを減らすことに成功しました。
家庭でも、「もし自分だったらどう感じる?」と相手の気持ちを想像する会話が、見ているだけにとどまらず動ける力を育てます。
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参考にした研究
本記事は子育て世代向けの一般的な情報提供を目的としたものであり、診断・治療・個別の専門的助言を 提供するものではありません。お子さんの発達・健康・心理に関する個別の判断が必要な場合は、 小児科医・心療内科医・臨床心理士・学校・自治体の相談窓口など、専門機関にご相談ください。
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