ワーキングメモリ
わーきんぐめもり ・ Working Memory ・ 最終更新 2026-06-11
必要な情報を一時的に頭の中に保ちながら使う力。実行機能の柱の一つで、指示の理解・暗算・会話など、学びと生活の土台になります。

ワーキングメモリとは
ワーキングメモリとは、必要な情報を短い間だけ頭の中に保ちながら、それを使って考えたり作業したりする仕組みです。心の中の「作業机」のようなもので、机が広いほど一度にたくさんの情報を扱えます。
「言われた指示を覚えて順番に行動する」「途中の数を覚えながら暗算する」「話の流れを覚えながら聞く」——こうした場面で絶えず働いています。バドリーら(1974ほか)が提唱したモデルが広く知られています。
学びとの深い関わり
ギャザコールら(2004ほか)は、ワーキングメモリの大きさが、読み書きや算数の習得と強く関わることを示しました。容量には個人差があり、その差が学習のつまずきに表れることもあります。
ただし「鍛える脳トレ」で大きく伸ばすのは難しいとされ、むしろ環境の工夫(情報を減らす・支える)のほうが現実的だと考えられています。
家庭で支えるコツ
指示は一度にひとつ、短く伝える。やることをメモや絵にして「外に出しておく」。手順を一緒に確認する——こうした工夫は、限られた作業机の負担を減らします。
睡眠不足や強いストレスはワーキングメモリを一時的に下げます。生活リズムを整えることも、見えにくいけれど大切な支えになります。
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参考にした研究
本記事は子育て世代向けの一般的な情報提供を目的としたものであり、診断・治療・個別の専門的助言を 提供するものではありません。お子さんの発達・健康・心理に関する個別の判断が必要な場合は、 小児科医・心療内科医・臨床心理士・学校・自治体の相談窓口など、専門機関にご相談ください。
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