マタイ効果
またいこうか ・ Matthew Effect ・ 最終更新 2026-06-11
「持つ者はさらに与えられる」——すでにできる子はさらに伸び、そうでない子との差が時間とともに広がっていく現象。読書でよく知られます。

マタイ効果とは
マタイ効果とは、最初の小さな差が時間とともに拡大していく現象です。新約聖書「マタイによる福音書」の一節にちなみ、社会学者マートン(1968)が名づけました。
有利な人がさらに有利になり、そうでない人との差が開いていく——教育・科学・経済など、さまざまな場面で見られます。
読書における具体例
スタノヴィッチ(1986)は、読む力が早く育った子は「読むのが楽しい」からさらに読み、語彙も知識も伸びていく一方、つまずいた子は読書を避けて差が広がっていく、と指摘しました。
モルら(2011)の99論文をまとめたメタ分析でも、読書量の多い子ほど語彙や成績が高い傾向があります。
「最初の入り口」を大切に
差が広がる前の早い時期に、「読むのは楽しい」という入り口を作ることが、長く効いてきます。完璧に読ませる必要はなく、絵本を一緒に楽しむ・問いかけてやり取りする、といった小さな積み重ねが土台になります。
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参考にした研究
本記事は子育て世代向けの一般的な情報提供を目的としたものであり、診断・治療・個別の専門的助言を 提供するものではありません。お子さんの発達・健康・心理に関する個別の判断が必要な場合は、 小児科医・心療内科医・臨床心理士・学校・自治体の相談窓口など、専門機関にご相談ください。
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